北海道総合振興特別委員会が新体制で初会合
自民党北海道総合振興特別委員会は11月28日、新たな役員体制の下、自民党本部で初会合を開きました。会議には福井照委員長、伊東良孝委員長代理、武部新事務局長ら新役員が出席したほか、道内選出国会議員が多数出席し、道連からは中司哲雄政調会長が出席しました。
会議では、国土交通省北海道局から第8期北海道総合開発計画の進捗状況と胆振東部地震災害の対応などについて説明があったほか、北海道庁から地震対策や来年度予算に関する要望が出されました。
出席した議員からは、強靱化の推進や交通体系のあり方、医師確保対策など多岐にわたる政策課題について意見が出され、中司政調会長は道路の補修・維持管理予算、森林整備関連予算の確保などを求めました。
最後に、北海道総合振興特別委員会として、災害に強い北海道の実現と戦略的産業の振興、アイヌ民族共生象徴空間の開業に向けた万全の対応、開発予算の総額確保などを盛り込んだ「北海道の持続可能な開発の実現と北海道開発予算の拡充に関する申し入れ」案が了承されました。
道連セミナーで「地震災害復興への誓い」
二階俊博幹事長も補正予算成立に意欲
自民党道連の政経セミナーが10月27日、道内選出国会議員、各種友好団体、党員・党友など、多くの来場者が出席する中、盛大に開かれました。
胆振東部地震で犠牲になった方々へ黙とうを捧げた後、農林水産大臣の公務により欠席した吉川貴盛道連会長に代わり、長谷川岳会長代行が主催者あいさつし「被災地の復旧・復興、北海道の課題に全力で取り組んでいく。来年の知事選を頂点とする統一地方選、参院選での全員当選に向け、お力添えをお願いしたい」と述べました。
特別講演した二階俊博党幹事長は、政府が臨時国会に提出した復興事業費を含む本年度補正予算案について「一日も早く成立させ、復旧・復興に党を挙げて力を尽くす」と述べました。
地震により大きな被害を受けた厚真、安平、むかわの3町長による復興に向けた誓い、岩田圭剛日本商工連盟北海道連合会会長、稲津久公明党北海道本部代表、高橋はるみ知事による来賓あいさつが行われた後、党水産部会長の伊東良孝衆議(道7区)、文部科学大臣政務官の中村裕之衆議(道4区)、防衛大臣政務官の鈴木貴子衆議(比例道ブロック)がそれぞれ就任あいさつしました。
安倍晋三総裁のビデオメッセージに続き、橋本聖子党参議院議員会長が「どのような状況にも対応できるように国土強靱化を図りながら、一致結束して北海道の発展に尽くしていく」と締めくくりました。
セミナーに先立ち、同日行われた各種友好団体との政策懇談会では、災害復興に向けた予算確保のほか、さまざまな道政課題についての要望が上がり、二階幹事長が「地元の皆さんと一体となって解決のために努力する」と述べ、要望の実現に前向きな姿勢を示しました。