さけ・ます流し網漁問題で意見交換会
西川対策本部長が漁獲枠確保を明言
ロシア200海里水域でのさけ・ます流し網漁が来年1月から禁止されることを受け、自民党の緊急対策本部主催の意見交換会が10月28、29の両日、根室市、厚岸町、釧路市の3カ所で開かれました。
本部長の西川公也元農林水産相、事務局長の中川郁子衆議院議員のほか、伊東良孝農林水産副大臣、長谷川岳党水産部会長、喜多龍一党道連さけ・ます流し網漁業対策本部長、小松茂党道連政調会長、中司哲雄道議会議員らが、地元の漁業関係者らと意見を交わしました。
流し網漁の禁止により道東経済が深刻な打撃を受けかねない事態を受け、西川元農林水産相は、10月22、23日にモスクワで行ったロシア側との政府間交流の結果について報告。「ロシア側から『日本の漁獲枠を守る』との回答を得た。来週にも本部会議を開き、早期に支援策などの結論を出す」と語りました。
中川事務局長は「皆さまの切実な思いをしっかり聞かせていただいた。状況把握に努めるとともに、漁獲枠や対策予算の確保、代替漁業への転換、関連施設の整備などをしっかり後押していきたい」と話しました。