伊達忠一さんがトップの90万3693票で3選
比例代表の橋本聖子さんも4選を決める
第23回参議院議員選挙は7月21日に投開票され、北海道選挙区で自民党公認の伊達忠一さんが90万3693票を獲得し、トップ当選で3選を果たしました。また、比例代表では党道連が重点候補とした橋本聖子さんも4選を決めました。
午後8時の開票開始とほぼ同時にテレビで伊達さんの「当選確実」が報道されると、合同選対事務所に詰め掛けた支援者やスタッフから一斉に歓声が上がりました。自宅で待機していた伊達さんが同8時半ごろに選対事務所に姿を現すと、伊東良孝道連会長が「堂々たる勝利だ。この参院選の勝利で、国民に責任を持って、決めることができる、前に進む政治が実現できる」と勝利宣言をしました。
伊達さんは現職の内閣府副大臣とあり、公務のため存分に道内を回ることができませんでした。しかし、公示後は17日間で165市町村を精力的に回り、安倍政権の高い支持率などを背景に、アベノミクスの成果を強調し、「地方が元気になることが、日本を取り戻すことにつながる。強い経済を取り戻すため、衆参のねじれを解消して、安定した政治が必要」と訴えました。
トップ当選を飾った伊達さんは、「責任は非常に大きいと思っている。TPP、景気対策、社会保障などにしっかり取り組む。まだ北海道の景気は冷え切っているので、約束を果たすために努力する」と喜びと決意を語りました。
一方、6年前の選挙では未明まで当落が判明せず、支持者らをやきもきさせた橋本さんも、今回は早々と当確を決めました。同8時半ごろ、札幌市中央区の選対事務所に到着し、支援者一人ひとりと喜びの握手。満面に笑みを浮かべて「これからは決められる政治を行い、日本の本当にあるべき姿を取り戻していきたい」と4選の喜びを述べました。
自民党は改選34議席から倍増の65議席を獲得しました。これにより非改選議席と合わせ与党で135議席と過半数(122議席)を得て、衆参ねじれを解消し、北海道でも所期の目標を達成することができました。