党農林部会畜産・酪農対策小が十勝・釧路管内を視察
危機に立つ酪農・畜産経営の支援を表明
2月に決定する政府・与党の畜産・酪農対策を控え、自民党農林部会畜産・酪農対策小委員会のメンバーが1月27、28の両日、十勝、釧路管内を訪れ、配合飼料や原油の高騰に苦しむ生産現場を視察しました。
視察には農林部会長の近藤基彦衆議、畜産・酪農対策小委員会委員長代理の野村哲郎参議、同委員の山田俊男参議が参加し、元農林水産部会長の中川義雄参議が地元関係議員として同行しました。
一行は27日に約3000頭の乳雄肉用牛を飼育する帯広市川西のトヨニシファーム(小倉豊代表)を訪れ、素牛生産と肥育の状況を視察。小倉代表から「飼料コストが増大する一方、枝肉価格は下がっている」など厳しい現状の説明を受けました。
このあと川西地区で酪農家、大正地区で乳肉複合経営農家を視察し、地元農協組合長らと懇談。席上、野村部会長代理は「農家が意欲をもって取り組めるように頑張る」と述べました。
28日は釧路管内の酪農家を視察したあと、釧路・根室管内の生産者と意見交換しました。視察メンバーは「国が対策を打たないと日本から酪農・畜産が消えてしまう」と危機感を表明し、畜産・酪農経営の支援に全力で取り組む決意を示しました。