世界に日本の自然の美しさと美しい日本を発信
安倍晋三首相が「北海道洞爺湖サミット」の
会場を視察
帯広では川西農協のナガイモ集出荷作業を視察






 安倍晋三首相が5月18、19日、胆振管内洞爺湖町で来年夏の主要国首脳会議(サミット)のメーン会場となる「ザ・ウィンザーホテル洞爺」などを視察しました。
 18日夜に北海道入りした安倍首相は同ホテルに宿泊し、19日朝は高橋はるみ知事や中川昭一党政調会長らとホテル内のフランス料理店で朝食をとり、会議場などを視察しました。洞爺湖を一望できる11階のサロンでは、濃霧のために視界がさえぎられ「何も見えない」と残念そうでした。
この後、安倍首相は車で洞爺湖畔に移動して周囲の景色を確かめ、記者団にサミットの正式名称を「北海道洞爺湖サミット」とし、来年7月7日から9日までの日程で開催することを明らかにしました。
 テーマは環境問題になる見通しで、首相は「今日は霧でミステリアスな雰囲気だったが、美しい大自然の中で環境、温暖化問題を語るにふさわしい場所だと改めて確信した」と印象を語るとともに、「この地から世界に日本の自然の美しさ、美しい日本を発信したい」と強調しました。
 サミット名称が「北海道」と「洞爺湖」の双方に配慮された形になりましたが、首相に同行した高橋知事は「『オール北海道』で盛り上がっていきたい」と述べ、サミットの成功を確信した様子でした。
 安倍首相は19日午後からは十勝入りし、帯広市で川西農協別府事業所を訪れました。農業者ら約300人の歓迎を受け、「農業は国の基本だ。若い人が未来を切り開こうと思ってもらえる農政をやらなければならない」とあいさつ。その後、バイオ燃料で動くコンバイン、乗用車に試乗まし、特産ナガイモの選果場で洗浄、箱詰めの集出荷作業を視察しました。




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