二、教育問題について

農作物価格の下落に道はどう対処するか
一、学力テスト結果について

 米田議員 このほど道教委が初めて行った学力テストの結果をどう受け止めているか。札幌市内の小中学校を調査対象から除外した理由は何か。
 
相馬教育長 学習指導要綱の実現状況は、小中学校、高校とも全国とほぼ同様の傾向であったが、いずれも記述問題では無解答率が高く、思考力、判断力、表現力などに課題が見られた。また、朝食を摂ることや持ち物を確認するなど基本的習慣が身についている児童生徒は、得点が高い傾向も見られた。札幌市は政令都市であり、市独自で学力調査を検討していることから対象にしなかった。

違法行為に強い批判!直ちに勤務評定計画を
二、勤務評定計画について

 米田議員 道教委は、昭和31年に地教行法が制定されて以来、今日まで勤務評定計画を策定することなく、人事管理を行ってきた。この違法行為に強い批判が起きている。直ちに勤務評定計画を策定し、正常な姿に戻すべきだ。教育長の決意を伺いたい。
 
相馬教育長 「新たな教職員の評価制度」について、現在、有識者やPTAなどの代表者で構成する外部検討委員会で審議しており、本年12月末を目途にその報告を受けることになっている。それに基づき、庁内プロジェクトチームで実施方法を検討し、法令の趣旨に沿った評価制度を18年4月導入する考えだ。

不法な教員の外勤実態調査の結果は
三、外勤問題について

 米田議員 札幌市内の教員が、本来業務とは言えない任意団体の業務に毎日のように従事し外勤扱いとし、しかも、教員の加配措置まで行い給与を支払っているケースを、わが会派が指摘したが、その実態調査の状況を伺いたい。
 
相馬教育長 関係市町村教委から団体業務内容の報告を求め、現在調査・分析を進めている。平成16年度における教育研究団体の事務局業務にかかわる教職員の勤務状況は、勤務時間内にほぼ毎日、あるいは月1、2回程度、2〜4時間程度従事している場合があると報告を受けている。12月中を目途にその取り扱いについて結論を得たい。

取り扱いがルーズ適切な指導助言を
四、職専免研修について

 米田議員 職専免研修の取り扱いがルーズになっているとの声が聞かれる。適切な指導助言を行うべきであり、「教職員の服務ハンドブック」も改正すべきである。
 
相馬教育長 法令に基づき適正に行われるよう通知し、研修計画や研修報告書を提出させるなど指導を行ってきた。引き続きその徹底を図る。ハンドブックの取り扱いも含め、公害研修の手続きについて検討を進める。