子育て支援対策強化へ決意も新た!
安倍、谷垣、麻生3総裁候補が北白石保育園を視察






 安倍晋三官房長官、谷垣禎一財務大臣、麻生太郎外務大臣の自民党総裁候補3人が9月13日午前、大通西4丁目における街頭演説会に先立ち、札幌市白石区北郷2条3丁目6の社会福祉法人福美会経営「北白石保育園」(福田志美子園長)をそろって訪れ、保育状況などを視察しました。
少子化対策として子育て支援の強化が叫ばれている中、保育現場を直接見ながら、経営者や働く保育士、栄養士などの方々の意見を聞きたいという3人の希望によって、この視察が実現しました。
 昭和48年開園という古い歴史を持つこの保育園では、ゼロ歳から満5歳までの乳幼児約170人が、30人を超える職員の手厚い保育を受けていますが、その乳幼児のほとんどは保護者が働きに出ているそうです。
 3人が園内に入ると、早速園児の代表から歓迎の花束が贈られました。テレビで顔を知っていて、思わず駆け寄りかわいい小さな手で握手を求める年長組の子どももおり、このところ厳しい表情ばかりだった候補に柔和な笑顔がこぼれました。
 まず、藤田園長らから園の概要を聞いたあと、3候補の質問に園側が答える形で給食、家庭との連携、保育行政に関する要望などについて意見を交換しましたが、「食べ物の安全性確保はもちろん、食育にも力を入れていること」や、「保育園が子どもの生活のすべてにならないよう、家庭と保育が車の両輪として連携の強化を図っていること」、「強い子ども、やさしい子ども、考える子どもの3点の調和の取れた保育を目指していること」などが説明され、安倍、谷垣、麻生候補とも何度もうなずく場面がみられました。
 また、藤田園長からは幼保一元化問題に関して、「保育園と幼稚園にはそれぞれの役割があり、現在の保育制度をぜひ維持してほしい」、
 「保育園が十分な体制が維持できるよう一般財源を確保してほしい」、「保護者の育児休暇取得など子育て支援のために、企業の協力がもっと得られるような制度を整備してほしい」などという要望が出され、党としても努力していくことを約束していました。
 このあと、紙の図形をはさみで切り取り、組み立てる年中組の制作あそびや、年長組の歌の時間を見学、無邪気な子どもたちの真剣なしぐさに3人とも緩みっぱなしの表情。「手のひらに太陽を」の合唱を聞いて、一緒に口ずさむ光景もみられました。
 約30分の短い視察ではありましたが、心をなごまされながら、子育て支援や乳幼児保育対策の強化に新たな決意を固めた3候補でした。

 




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