麻生外相・安倍官房長官・谷垣財務相
三総裁候補予定者が政権構想を熱弁
北海道ブロック大会盛り上がる






 自民党北海道ブロック大会が8月31日午後、札幌市内のホテルで開かれました。自民党総裁選挙に立候補が予定されている麻生太郎外務大臣、安倍晋三官房長官、谷垣偵一財務大臣が顔をそろえ、全道から参加した約3000人の党員・党友、一般道民らを前に、次の日本を担う政策や決意を述べました。
 武部勤幹事長が党本部を代表して挨拶したあと、毎日新聞東京本社特別編集委員の岸井成格さんをコーディネーター、政治評論家の屋山太郎さんをゲストコメンテーターとして、三人の候補予定者が、政権構想や外交、社会保障、消費税などの問題について討論しました。
 途中、高橋はるみ知事も飛び入りし、過疎化、道州制、北方領土、医療・介護などについて質問する一幕もあり、参加者の声援を受けていました。また、候補予定者に対して、「○×式」のクイズが出され、三人とも司会の大崎誠子道議から「2020年までの北海道新幹線を札幌まで延伸させる」という質問を受け、賛成の「○」を示すなど会場を大いに沸かせました。
 政策や意見の表明の中で、麻生外務大臣は「日米関係が強化されたことは評価されるべきだ。靖国参拝は慎重に判断する。憲法改正の機は熟している。地域間格差が出てきたのは事実だが、経済成長があって初めていろいろな地域対策ができる」などと語りました。
 また、安倍官房長官は、「国のあり方・理想を表す憲法を私たちで政治スケジュールに乗せていく。教育基本法の改正も重要だ。日本のために命を落とした日本人のために手を合わせるのは当然だ。しかし、問題をことさら大きくする必要もなく、参拝を宣言するつもりはない」などと述べました。
 さらに、谷垣財務大臣は「将来消費税を10%にして、社会保障に充てる必要がある。構造改革で既得権をぶっ壊したが、これをどう立て直すかも大事だ。靖国問題は日中などの首脳会議が開けないトゲになっているので、(靖国参拝は)自粛すべきだ」などと強調しました。
 最後に橋本聖子道連会長の音頭で「自民党ガンバロウ!」を三唱、各級選挙の必勝を誓い合いました。

 




TOP PAGE